ホイスト救助訓練をする防災ヘリ=鳥栖市河内町の上空

防災ヘリに乗った要救助者を担架に運ぶ隊員ら=鳥栖市河内町

 3月に運用を開始した佐賀県の消防防災ヘリコプターによる山岳救助訓練が8日、鳥栖市河内町の「栖の宿」ミニキャンプ場であった。県防災航空隊と鳥栖・三養基地区消防本部が初めて合同で実施し、約50人が参加して滑落した負傷者を上空から救助する手順を確認した。

 登山者1人が滑落による負傷で自力での下山が困難になったことを想定し、同消防本部が県防災航空センターに出動要請して山の上空に防災ヘリが到着した。その後、停止飛行しながら隊員がホイスト(昇降装置)で降下し、負傷者を機内までつり上げた。

 同消防本部によると、昨年は管内の鳥栖市と三養基郡で4件の山岳救助事案が発生し、うち3件は鳥栖市で1328ミリの大雨を記録した7月に集中した。同消防本部から県防災航空隊に派遣されている樫迫千弦さん(33)は「今後も防災ヘリの訓練を通して防災航空隊と消防本部との連携を強めていきたい」と話した。(松岡蒼大)

このエントリーをはてなブックマークに追加