ショウブを軒先に取り付ける若衆頭会の人たち=唐津市呼子町

ショウブを軒先に取り付ける若衆頭会の人たち=唐津市呼子町

ショウブなどの束を軒先に飾り付けた=唐津市呼子町

 唐津市呼子町の呼子大綱引振興会(小林昌克会長)は4日、「呼子大綱引」にちなんだ各戸へのショウブの飾り付けを行った。新型コロナウイルスの影響で大綱引が2年連続で中止になる中、伝統的な風習を若い世代に伝えようと取り組んだ。

 ショウブは邪気を払うとの言い伝えがあり、昔から町内では6月の大綱引の前に飾っている。この日は振興会の若衆頭会の17人が、脚立を使って大綱引通りの瓦屋根にショウブやヨモギの束を取り付けた。金田善明会長(56)は「呼子は観光の町で、大綱引は毎年観光客も一緒になって参加する。来年こそは元通りの形でと思っている」と話した。

 約420年の歴史がある呼子大綱引は国の重要無形民俗文化財に指定されていて、約200メートルの綱を岡組と浜組に分かれて引き合う。豊臣秀吉が名護屋城に陣を構えていた際、加藤清正と福島正則の陣営を東西に分けて軍船の綱を引かせたのが由来とされる。

 呼子大綱引のダイジェスト映像を、町内の呼子台場みなとプラザ内の直売所「大漁鮮華」やカフェ「モックコーヒー」の休憩所で8月末まで見ることができる。(横田千晶)

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