訓練で、開けた穴から要救助者の救出に向かう隊員=佐賀市の佐賀広域消防局旧庁舎

訓練で、床板を剝ぐ作業にあたる隊員=佐賀市の佐賀広域消防局旧庁舎

訓練でエンジンカッターで床板を剝ぐ作業に当たる隊員=佐賀市の佐賀広域消防局旧庁舎

 佐賀広域消防局は7日、解体工事を控えている旧庁舎を活用して巨大地震を想定した訓練を実施した。高度救助隊と国際消防救助隊の隊員10人が参加し、実際に建物の床などを壊しながら救出活動に取り組んだ。

 訓練は、佐賀県内でマグニチュード(M)9・0の地震が発生して鉄筋コンクリート4階建ての建物が倒壊し、3階に数人が取り残されているとの想定で実施した。

 隊員は4階に上がって地中音響探知機で3階の要救助者の居場所を探し、安全を確認しながら床板をエンジンカッターで剝いだ。また、ドリルで床のコンクリートに約3センチの穴を開け、小型カメラを使って3階の状況を確認した。その後、穴を広げて隊員がロープで降り、救出作業を行った。

 昨年12月には神埼市役所の旧庁舎で火災を想定した訓練を実施した。佐賀消防署の林田学副署長は「建物の構造などに応じて救出方法を判断するなど、より実際の災害に近い状況で訓練できる貴重な機会になった」と話した。

 消防局は2月下旬から新庁舎の運用を始めていて、旧庁舎は7月から本格的な解体作業が始まるという。(松岡蒼大)

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