ワクチンの接種を受ける高齢者=唐津市二タ子の市健康サポートセンターさんて

唐津市の新型コロナワクチンの集団接種会場=唐津市二タ子の市健康サポートセンターさんて

接種会場で問診を受ける高齢者たち=唐津市二タ子の市健康サポートセンターさんて

 佐賀県内の新型コロナウイルスワクチンの接種が一気に加速した。佐賀市と唐津市で5日、それぞれ高齢者向けの集団接種が本格的にスタート。1日も早い接種を求める約1600人が会場に詰め掛け、マスクなしの生活に戻る日を心待ちにした。

 佐賀市城内の市村記念体育館では、接種開始の午前9時に約300人の列ができた。田中英志さん(67)は、個別接種を依頼しようとしたかかりつけ医から「ここがなければ困っていた。75歳以上の人で8月末までいっぱい。集団接種が早い」とアドバイスされ、予約開始日に簡単にウェブで予約が取れたという。到着から受付まで時間を要したが、全体では1時間ほどで接種を済ませ「佐賀県も集団接種を始めるようだから、随分接種が進むと思う」と話し、会場を後にした。

 「どこで打っても一緒だから少しでも早くと思った」。内田恵美子さん(69)は、かかりつけ医で個別接種を予約していたが、市の呼び掛けに応じて早くワクチンを打つことができる集団接種に切り替えた。「ちゃんと接種できたので、これから個別接種をキャンセルする」。周囲には8、9月に個別接種を予約した人がいて「集団接種があることを教えてあげたい」と話した。

 唐津市二タ子の市健康サポートセンターさんてでは、高齢者が座る椅子の列を医師らが移動する効率重視の接種方法を取り入れた。「スムーズであまり待たされなかった」と感心していた川原信子さん(81)は、個別接種を望んだが、ここ数年は健康で病院に世話にならず「直近で通院している人しか接種はできない」と言われ、集団接種を選択した。「チクッとしたけど、それ以外はなんともない」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。(宮﨑勝、中村健人)

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