オンラインで新体制などについて説明するサガン・ドリームスの経営陣。前列は左から福岡淳二郎社長、内田弘新会長、進龍太郎取締役

 サッカー・J1サガン鳥栖を運営する「サガン・ドリームス」(福岡淳二郎社長、鳥栖市)は5日、臨時株主総会を開き、第三者割当増資による5億5千万円の資金調達を行うことを承認した。債務超過の一部が解消される見通し。経営基盤の強化に向け、新たに5人の取締役が加わり、食品会社などを手掛けるベストアメニティホールディングス(福岡県久留米市)会長の内田弘氏が同日付けで会長に就任した。

 同社は2020年度決算(20年2月~21年1月)で、約6億9千万円の債務超過に陥っていた。債務超過の解消については、新型コロナウイルスの影響を考慮したJリーグのライセンス交付の特別処置で、23年度まで猶予期間が設けられている。残る約1億4千万円分については、今季21年度のスポンサー獲得増での黒字転換を計画し、広告収入15~18億円を目指す22年度で解消したいとしている。

 オンライン会見に臨んだ福岡社長は「チームスローガンのフルパワーの下、選手、スタッフ、社員が一致団結して戦っていることが、チームの成績に表れている。引き続き頑張りたい」と述べた。内田会長は「福岡社長と役割を分担し、皆さんの意見を聞きながら経営面で指揮を執っていきたい」と話した。

 チームは今季、前半戦18試合を終え、9勝6分け3敗(勝ち点33)で20チーム中4位に付けている。(井手一希)

 新たに加わった5人の取締役は次の通り。

 野畑龍彦(朝日I&Rホールディングス会長)▽澁谷伸一(澁谷食品社長)▽藤原誠(サガテレビ総務局長)▽小屋久憲(イノセント社長)▽新里裕之(サガン・ドリームスゼネラルマネージャー)

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