ブースで仕切られた新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場=5日午前、佐賀市の市村記念体育館(撮影・鶴澤弘樹)

 佐賀市で5日、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が始まった。唐津市は75歳以上を対象に本格的に実施し、ネットや電話で予約した高齢者が接種を受けた。両市で1600人以上に実施し、現時点では副反応を含めてトラブルは起きていないという。

 佐賀市は佐賀大医学部附属病院の協力を受け、市村記念体育館で1500人の定員で実施した。予約した1140人中3人がキャンセルし、佐賀広域消防局と市の職員、運営スタッフに替わりに接種したという。

 医師や看護師、薬剤師、市職員ら約150人が対応した。30分刻みで接種予約を取っており、会場を予診や接種など六つのコーナーに分けるなど密集を避ける対策に取り組んだ。

 高齢者は緊張した面持ちで接種を受け、15~30分の経過観察を行った。時間によって混雑するコーナーがあり、約300人が会場の内外で待つ場面もあった。佐賀市は「多くの方を午前中にお待たせした。暑さ対策などの工夫を検討したい」と話した。

 唐津市では4日の北波多に続き、市中心部の市健康サポートセンターさんて(二タ子)で午後と夕方に実施した。高齢者は会場に置かれた椅子に座ったままで、医師や看護師が動きながら予診や接種を行った。

 接種後にストップウオッチが手渡され、待機時間を自ら計測してもらった。高齢者505人が接種し、当日にキャンセルが出た5回分のワクチンは、学校の教員4人と現場にいた看護師1人に接種した。

 受付時間の前から訪れる高齢者もおり、唐津市は「車内で待ってもらうよう呼び掛けた。予約は10分刻みなので、決まった時間に慌てずに来てもらえれば」と話した。(大田浩司、中村健人)

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