森正彦さんとティラノサウルスの化石をかたどった作品「Re:Bone」=佐賀市の重永デザイン事務所

盆栽を再現した作品「松」

森正彦さんの「伝如意輪観音」=佐賀市の重永デザイン事務所

 佐賀市の自転車店の森正彦さん(46)が、同市与賀町の重永デザイン事務所で初めての個展を開いている。自転車の廃材で作った迫力あふれる恐竜やオブジェなど想像力をかき立てる立体作品16点を並べている。30日まで。

 作品の全長約160センチの「Re:Bone」は、息子の恐竜図鑑に載っていたティラノサウルスの化石を参考にしながら完成させた。チェーンやスタンドなど自転車のパーツを用いて制作しており、ごつごつした姿や付いたさびなどから恐竜の荒々しいイメージが伝わってくる。

 本物の盆栽と見間違えるような作品の「松」は、溶接時に飛び散る金属くずや溶け出した金属の形状を生かしてざらりとした木肌を表現した。森さんは「見た目は松だけど、触ってみると金属。この違いをぜひ楽しんでほしい」と話す。素材のレジンを使ったオブジェ5点に照明を当て、壁に映し出した色とりどりの影も目を引く。

 森さんは創業102年を迎える同市長瀬町の自転車店サイクランドモリの4代目。佐賀北高芸術コースを卒業し、九州産業大芸術学部でプロダクトデザインを学んだ。「1期先輩の洋画家池田学さんら活躍している高校の同窓生に刺激を受け、自分も何かやりたくなって行動に移した」と笑顔を見せる。問い合わせは森さん、電話090(5479)5753。(花木芙美)

このエントリーをはてなブックマークに追加