対等な人間関係の重要性などについて話す原健一理事長=佐賀市の城南中

生徒に対等な人間関係の重要性を語る原健一さん=佐賀市の城南中

 ドメスティック・バイオレンス(DV)やデートDVの予防をテーマにした授業が2日、佐賀市の城南中(黒木惠二校長)で開かれた。2年生163人が、NPO法人DV対策・予防センター九州(佐賀市)の原健一理事長(54)の講話を通じて対等な人間関係を築く大切さを学んだ。

 DVは配偶者間など親密な関係の中で起こる暴力で身体的、精神的、性的なものがあり、交際相手からの暴力はデートDVと呼ばれる。原さんは「恋人と友人の関係のつくり方はつながっている」と指摘しつつ、「正しい知識を得ながら身近な人間関係についても考えてほしい」と強調した。

 行動の束縛から暴力に発展した高校生の事例などを説明し、相手を思いやるとともに自分を大切にする重要性を強調した。その上で、「互いを尊重して違いを認め、嫌なことは嫌と言える関係をつくって」と呼び掛けた。

 同校では1年で友人との人間関係の築き方、3年で地域やネットに潜む危険をテーマに授業を開く。同NPOは佐賀県DV総合対策センター前所長の原さんが3月に設立し、本年度は県内の中・高・大学20校で講演を予定している。

 授業を受けた藤田昊(あさひ)さんは「友達と何でも言い合える関係を築きたい」と話し、志水結さんは「友達をいっぱいつくり、自分の気持ちを伝えられるようになりたい」と述べた。(花木芙美)

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