サッカー女子決勝・神埼-佐賀女子 後半24分、先制点を決めて喜ぶFW古賀暉彩(左)=佐賀市健康運動センター

 サッカー女子決勝は、神埼が試合終盤に底力を発揮し、佐賀女子を3―0で下した。連覇を「11」に伸ばした相島哲治監督は「ゲームの質としては少し物足りなかったが、勝てたことはよかった」と振り返った。

 雨の中で行われた決勝。滑るピッチと緊張感からか、選手の動きは硬かった。ボールコントロールやパス回しなど小さなミスが重なり、ゴール前での攻防を制すことができないまま前半を終えた。

 ハーフタイム。「このままでいいのか」。相島監督は強く問い掛けた。「持っている力が全然発揮できていない」。指揮官の厳しい言葉を受け、選手は気持ちを入れ替えた。

 スコアレスで迎えた後半残り11分、試合が動いた。FW古賀暉彩が相手陣内でパスを受けると、持ち前のスピードを一気に加速した。「自分で行くしかない」。キーパーが向かってきているのを確認し、冷静に右足でシュートを決めた。念願の先制点。3年生の中で唯一、高校からサッカーを始めた古賀。努力が大一番で結実した。

 この一発でチームは勢いづき、残り9分でMF中島紗耶、アディショナルタイムではFW古賀颯花主将がネットを揺らした。チームの最大の目標は全国4強。古賀暉は「みんなでつないだボールを絶対ゴールに入れたい」と、大舞台での一発を力強く宣言した。(草野杏実)

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