飲食店への時短要請を5日までで解除すると発表した山口祥義知事=3日午後、佐賀県庁

 佐賀県の山口祥義知事は3日、新型コロナウイルスの感染状況の区分を2番目に深刻な「ステージ3」から「2」に引き下げ、飲食店への営業時間短縮要請を含む「医療環境を守るための非常警戒措置」を、期限の5日までで解除すると発表した。緊急事態宣言が続いている福岡県などの状況を踏まえ、県外への移動と県外での会食は引き続き自粛を求めた。

 県庁で開かれた対策本部会議で言及した。感染者数は3日まで5日連続で1桁台になり、5月中旬に50%台に達した病床使用率も25・5%と低下傾向にある。山口知事はこうした指標などからステージの引き下げを判断したと説明し、「県民の皆さんと共に取り組んだ成果。改めて感謝申し上げたい」と述べた。

 大型連休明けの5月7日に県が発令した非常警戒措置は、県外への移動と県外での会食、カラオケ利用、友人同士のバーベキューの自粛を求めていた。山口知事は「最近の例でも、他県での外食などによる感染が後を絶たない」と強調し、解除後も当面は県外に行かないように呼び掛けた。

 県教育委員会は県立学校に求めていた宿泊を伴う部活動の自粛を5日までで解除するとした。県外の学校やチームとの交流の自粛は、全国大会などを除いて継続する。

 県は19日以降、県庁新館1階の県民ホールを会場にワクチンの大規模接種に取り組む。山口知事は「介護施設でクラスター(感染者集団)が発生すれば状況は一変する」と述べ、接種対象になる福祉施設の介護従事者らに関しては個人の申し込みだけでなく、職場単位での申請もできるようにする意向を示した。

 時短要請は5月10日からで、2度の延長を経て6月5日までになっている。時短要請に伴う協力金は当初の期間や延長期間ごとに申請でき、再延長分(6月1~5日)は7日から受け付ける。一括申請もできる。申請書類は県のウェブサイトで入手でき、5日の新聞にも折り込む。問い合わせは時短要請協力金相談センター、電話0952(25)7462。(円田浩二)

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