ダッチオーブンで酒蒸しにしたスミノエガキ

 前回、スミノエガキを話題にしたら「殻の長さが39センチもある巨大な牡蠣(かき)がいるとは知らなかった」「どうやって食べたか」といった問い合わせがあった。知人は「20センチぐらいまでの牡蠣が扱いやすか。バター焼きや天ぷらにすればおいしか」と教えてくれた。

 小型のスミノエガキはヒラガキと呼ばれ人気があるが、殻の長さが25~30センチもある巨大な牡蠣は、殻が厚くて焼いても蒸してもなかなか開かない。殻の先端付近をちょっと傷付けて、そこにナイフか貝むきを差し込んで貝柱を切り離してこじ開けなければならないので手間が掛かる。

 わが家ではダッチオーブン(大型の鉄鍋)で酒蒸しにしたが、開けるのに苦労した。身は殻のわりにはやや小型だが、味は濃かった。昔は6月まで採りに行き、販売していたそうだ。

 福岡のあるイタリアンレストランでは、期間限定だがスミノエガキを使ったメニューが大人気だそうだ。そのオーナーシェフはスミノエガキを採るために船を出してくれた、大川市の木原さんの友人というわけだ。

 (写真家 中尾勘悟=鹿島市)

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