防災減災対策を考える県内地域防災研究連絡会議の初会合=佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

 行政と建設・技術関係の民間企業、研究者らが集結し、県内の防災・減災対策を総合的に話し合う「佐賀県内地域防災研究連絡会議」の初会合が3日、佐賀大で開かれた。佐賀大の科学的知見を社会と共有しながらアイデアを出し合い、解決策を探っていく。

 大きな河川の流域ごとに国、県、市町による減災対策協議会はあるが、近年の自然災害の甚大化と人口減少で地域防災力が問われる中、総合的な取り組みが必要として民間なども含めた。委員長を務める理工学部の大串浩一郎教授は「国は全国で水系ごとに対策する『流域治水プロジェクト』を進めており、ここで情報を共有して防災・減災につなげたい」と語った。

 冒頭だけの公開。会議では各機関の取り組み紹介、最近の災害で出てきた課題、堤防やダムだけに頼らない「流域治水」への対応などで意見交換したという。次回は秋に開催し、毎年、成果を情報発信していく。

 佐賀大SDGsプロジェクト研究所が、本年度から取り組む地域防災減災研究プロジェクトの一環。市町は2年前の佐賀豪雨で大きな被害を受けた佐賀市と武雄市が参加している。(宮﨑勝)

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