佐賀県人事委員会がリニューアルした県職員採用サイト。「公務員という職種はない。」をコンセプトにしている

 「公務員という職種はない。」-そんな予想外のコンセプトを掲げた佐賀県職員の採用サイトが注目を集めている。全国的に地方公務員の受験者数が減少傾向にある中、「なんとなくなりたい」で選ばれがちな公務員の固定観念を壊し、プロ集団の「佐賀県職員」として働く魅力を伝える。

 県人事委員会が2月に県職員採用サイトを一新し、県庁のホームページから独立させた。人に焦点を当てたのが特徴で、流通・貿易課の職員は「商社マン」、さが創生推進課は「コミュニティデザイナー」と称して、情熱とプロ意識を持って働く県職員の生の声を伝える。

 県が取り組む「サガプライズ!」や「新型コロナウイルス対策」など各プロジェクトも、県職員へのインタビューを通して紹介する。デザイン事務所や広告代理店の担当者との対談企画もあり、他県に先駆ける各プロジェクトの舞台裏が職員目線で語られている。

 県人事委員会によると、県職員の受験者は年々減少していたが、サイトリニューアル後の本年度は前年比で大卒程度が40人増の491人、倍率も0・9倍増の6・3倍となった。「コロナの影響で地元志向が強まった背景もあるが、受験者から『採用サイトを見て魅力を感じた』との声も寄せられている」と手応えを感じている。(栗林賢)

佐賀県職員採用サイトはこちら

このエントリーをはてなブックマークに追加