準決勝・佐賀東―龍谷 後半、佐賀東の吉田陣平(中央)が自身2点目となるシュートを決め、3―1とする=佐賀市健康運動センター(撮影・鶴澤弘樹)

 佐賀東のエース吉田陣平が、2大会ぶりの県総体制覇へ値千金の2ゴールを決めた。サッカー男子準決勝。佐賀東は初制覇を狙う龍谷を3-1で下し、決勝への切符を手にした。「厳しい戦いだったが、勝利に導けてよかった」。立役者は充実した表情で振り返った。

 1-1で迎えた後半11分。「自分の得意な形だった」。右サイドでパスを受けると、相手DF1人をかわして右足を一閃(いっせん)。ボールは対角線上のゴール左に突き刺さり、勝ち越し弾となった。

 圧巻だったのは駄目押しとなった3点目。足元の技術を生かしたドリブルで3人を引き付けながら、約25メートルを一気に駆け上がると、最後はGKとの1対1を落ち着いて決めた。

 序盤からボールを支配し、小刻みにつなぐパスや相手の裏を突く縦パスで積極的にゴールに迫った。シュート数は龍谷の「9」に対して3倍の「27」と圧倒。それだけに、後半開始1分で許した失点が悔やまれた。

 「入りの5分と最後の5分は失点が多くなる時間帯。もっと集中すべきだった」と吉田。勝利に満足することなく、3日の大一番に向けて気を引き締めた。(井手一希)

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