準決勝・佐賀商―唐津東 後半、シュートを決め喜ぶ佐賀商の山口龍佑(左)=佐賀市健康運動センター

 もどかしさを振り払う終盤のゴールラッシュだった。サッカー男子準決勝。佐賀商は1-1で迎えた後半29分過ぎから一気に3点を挙げ唐津東を突き放した。再三の決定機をものにできなかったが、伝統校の意地と底力を土壇場で発揮した。

 立ち上がりから攻勢に出て、前半26分に左CKをMF徳島和希が頭で合わせ先制。後半6分にCKから追い付かれ、その後も鋭い攻めでゴールに迫ったが、ネットを揺らせなかった。

 我慢の展開。イレブンは集中力を切らすことなく攻め続け、29分、前線に詰めていたDF山口龍佑の勝ち越し弾で勢い付いた。さらに35分、アディショナルタイムと立て続けにゴールを奪った。ボランチの中原魁二主将は「焦りもあったけれど、追い付かれてから、ようやく自分たちの形が出るようになった」と汗をぬぐった。

 ライバル佐賀東との頂上決戦へ中原は「『東』はうまい選手が多い。うちは守りから入るチーム。守備陣がしっかりと連係を取っていく」。松尾智博監督も「チャンスが訪れた時はつかみにいく」。昨夏のSSP杯に続く王座へ力をみなぎらせた。(古川公弥)

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