第9回河合隼雄物語賞・学芸賞(河合隼雄財団主催)の選考会が2日、京都市内で開かれ、物語賞は寺地はるなさん(佐賀県唐津市出身)の「水を縫う」(集英社)に、学芸賞は明治大教授、石山徳子さんの「『犠牲区域』のアメリカ 核開発と先住民族」(岩波書店)に決まった。

 賞金は各100万円。授賞式は7月2日、京都市中京区の京都ホテルオークラで。

 物語賞の選考委員、ノンフィクション作家の後藤正治さんは、裁縫好きの男子高校生が主人公の「水を縫う」について「われわれの生きるよすがを見つめさせる読後感の良い小説だ」と評価。

 学芸賞の選考委員で霊長類学者の山極寿一さんは「米国の歴史の現実をただ眺めるだけでなく、日本の現状に照らし合わせて考えることができる良い本だ」と述べた。(共同)

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