受賞作品「令和の雫(しずく)」を手掛けた作庭中島の香月剛さん(左)と古賀啓史さん=県庁

 作庭中島(神埼市千代田町)が手掛けた庭園が、佐賀県庁の県民ホールで展示されている。3月に開催された「第15回吉野ヶ里ガーデンショー」で最高賞の県知事賞に輝いた作品で、手水(ちょうず)鉢にしたたる水の音が来庁者の心を癒やしている。5日まで。

 作品のテーマは「令和の雫(しずく)」で、「コロナ禍で少し窮屈な中、一雫でも癒やしを届けたい」との思いを込めた。丸い手水鉢を月、竿石(さおいし)を雲に見立て、夜空を連想させるように配置した。依頼者の庭にあった丸い手水鉢の趣が今回の作品のきっかけになったといい、土を押し固める技術「版築(はんちく)」で土や石灰、セメントを固めて再現した。

 中心になって制作した作庭中島の香月剛さん(50)と古賀啓史さん(46)は「日頃からお世話になっているお客があってこそこの庭を造ることができた。感謝している」と話した。

 期間中は作庭中島の関係者が会場に滞在する。知事賞以外の6作品のパネル展示もある。(森田夏穂)

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