2年目を迎えたコロナ禍での大学生らの就活戦線。1日に政府が主導する日程ルールでの面接などの選考解禁を迎える中、就活生たちに佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)に現状を寄せてもらった。志望する業界の採用がなくなり落胆する声がある一方、「オンラインの浸透で視野が広がった」との指摘も。コロナで大きく変わった環境での就活に戸惑いを隠せない様子が垣間見える。

 「希望職種に採用があるかどうかが不安」とつづったのは佐賀市の20代女性。志望する鉄道・航空業界は新型コロナウイルスの感染拡大で最もダメージを受けた分野の一つ。全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(HD)や日本航空は2022年度入社の新卒採用を一部の職種でゼロにするなど大幅に縮小すると発表しており、この女性も「航空には採用がないので、志望先を変える」としている。

 専門学校生の鳥栖市の20代女性は「インターンシップもことごとく中止になり、コロナの感染拡大中に東京へ行き、面接を受けなければいけなかった」とコロナ禍の就活の難しさを語る。ただ、念願のIT企業の内定を得ることができ「不安はあるけど、やりたい仕事なので、やれるだけ関東でやってみようと思っている」と前を向いていた。

 コロナ禍によるオンラインでの活動浸透で選択肢が広がったという声も。大学4年の佐賀市の20代女性は「大学がオンライン授業に切り替わったので、ダブルスクールに通えたし、オンライン説明会のおかげでいろんな業種を見ることができた」と現状を肯定的に捉えている。

 急速なテレワークの普及で「都会でなくても支障なく仕事ができることが分かり、これまでは『東京に出たい』と言っていた友人が、地元就職も視野に入れ始めているようだ」と周囲の変化についても話した。(大橋諒、中島佑子)

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