東与賀干潟で調査する参加者=佐賀市東与賀町

生物の特徴を観察して種類を確かめる参加者=佐賀市の東与賀干潟

泥を洗いながして生き物を探す高校生=佐賀市の東与賀干潟

 佐賀市の佐賀西高サイエンス部と致遠館高科学部の生徒たちが30日、同市東与賀町の東与賀干潟にすむ生物を調査した。36人が泥の中からカニやゴカイなどを見つけて生息状況を確認しながら、有明海湾奥部ならではの生物の多様性を体感した。

 生徒たちは潟スキーを使って干潟に入り、岸から50メートル、100メートル、200メートルの各地点の泥を集めた。沿岸のシチメンソウヤードも調べて泥から出てきた生物を観察し、種類や個体数などを記録した。調査には佐賀自然史研究会の副島和則会長と佐賀大農学部の郡山益実准教授も協力した。

 佐賀西高の生物部が1967年まで調査した干潟の生物の記録が残っていて、現在のサイエンス部は当時と現在のデータを比べながら生態系や環境の変化などを研究している。7月31日から和歌山県で開かれる第45回全国高校総合文化祭(紀の国わかやま総文2021)の自然科学部門で研究成果を発表する予定。

 佐賀西高3年の音成和さんは「50年前と比べると、植物が増えて地盤が上がっていると考察できる。生態を考えるのは、地形の変化や生物の気まぐれなどいくつもの要因が重なるので難しい。その一筋縄ではいかないところが面白さでもある」と話した。(花木芙美)

このエントリーをはてなブックマークに追加