佐賀大とJCCの共同研究講座の開設で、特任教授として招へいされた徳留嘉寛氏=佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

 佐賀大と一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター(JCC、唐津市)は1日、佐賀大の共同研究講座の一つとして「化粧品科学講座」を開設した。コスメ研究の第一人者として知られる徳留嘉寛氏(50)を特任教授で招へいし、化粧品の革新的な技術開発・研究とともに、美と健康分野の人材育成に取り組む。

 JCCは唐津市や玄海町を中心にコスメ産業の集積を目指しており、高等教育機関や研究機関との連携を探っていた。徳留氏は佐賀大リージョナル・イノベーションセンター特任教授として、有効成分の肌浸透技術の開発などを研究する。

 佐賀大の共同研究講座は、民間などの資金で大学内に設置され、研究者や研究費を受け入れて大学の教員らと共同研究する仕組み。2例目となる今回の化粧品科学講座の設置期間は4年間で、佐賀県の事業費からJCCが年間540万~620万円の研究費を充てる計画。

 大手化粧品会社や大学で研究に取り組み、商品化につなげてきた徳留氏は「ここで研究活動をすることで、JCCの活動や目的を広く発信できる」と話す。

 JCCは化粧品業界の人材育成に向けて専門職大学の開設などを検討していた経緯があり、現実的な形として今回の講座開設につながった。JCC主導で学生や社会人を対象にした専門人材育成プログラムも計画している。(宮﨑勝)

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