整備方式の協議が続いている九州新幹線長崎ルート新鳥栖―武雄温泉に関し、佐賀県からの提案で国土交通省がフル規格3ルートを比較検討することについて、赤羽一嘉国交相は1日、「フル規格で整備する場合の(県からの)具体的な指摘は初めてと承知している」と述べ、「特筆すべきこと」と歓迎した。

 閣議後会見で赤羽氏は、2022年秋に武雄―長崎が開業予定であることを踏まえ「次回以降の協議も一つ一つの課題について、佐賀県との間でしっかりと議論を行う」とし、「九州地域、西日本地域の未来にとってどのような整備の在り方が望ましいか、しっかり良い知恵を出したい」と述べた。

 県と国交省は5月31日に4回目の「幅広い協議」をリモートで実施した。県は、フル規格のルートとして佐賀駅経由、佐賀市北部経由、佐賀空港経由の3ルートの比較検討を提案し、国交省が受け入れた。県は、この提案が「(整備方式を)フル規格で進めようということではない」とも強調した。

 フル規格のルートを巡っては国交省、与党、JR九州は佐賀駅経由が適しているとの見解を示している。(山口貴由)

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