佐賀県鹿島市は、遊休農地の活用や農業の担い手確保を推進するため、農業で市内に新規参入する企業への補助金を新設する。企業誘致の「農業版」に当たる支援策をまとめ、6月4日開会の定例市議会に提案する。

 生産基盤の整備にかかる経費の2分の1を補助するほか、2人以上の雇用を条件に支援金を支出する。補助金の上限は1年目が200万円で、2、3年目は120万円。支出先は、24日に市と進出協定を結んだ農業ビジネスを手掛ける「トゥルーバファーム佐賀(唐津市)」を想定している。同社は耕作放棄地を肉用牛の放牧・繁殖に活用する事業で鹿島市に進出する。

 市農林水産課は「地域の農地を守る一つの方向性として、経営体に入ってもらうことも重要になってきた。担い手の創出につながれば」と話す。(中島幸毅)

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