佐賀県赤十字血液センターの田村和士さん(右)の説明を聞く高校生=佐賀市の献血プラザさが

県赤十字血液センターの田村和士さん(左)の説明を聞く「SAGAでんと」のメンバー=佐賀市の献血プラザさが

 佐賀県内の高校生有志によるボランティア団体「SAGAでんと」と県赤十字血液センターの職員による意見交換会がこのほど、佐賀市の献血プラザさがで開かれた。高校生は九州の献血量が目標に届いていない状況や10~30代の献血者が少ない課題などの説明を受けながら、同世代の若者に効果的に献血をPRする方法を考えた。

 団体は、昨年の「日本の次世代リーダー養成塾」に県内から参加した高校生が「佐賀の困っている人を助けたい」との思いを共有して結成した。献血推進活動や子どもたちとの交流、「高校生お助け隊」と銘打った高齢者のサポート、災害支援などを展開している。若い世代の献血者を増やすためのアイデアを探ろうと意見交換会を行った。

 団体の吉田廉次郎代表(18)は、同世代の約300人へのアンケート結果を基に「献血は怖い、といった不安を理由に協力しない人が多い」と指摘した。その上で「不安解消のために献血の流れや様子を動画にしてSNS(会員制交流サイト)で拡散するのはどうか」と提案した。同センターの田村和士さんは「実現までの道のりは長いが、検討してみたい」と応じた。

 同センターによると、全国の10~30代の献血者は2019年までの10年間で約100万人減少しているという。また、九州では12日時点で400ミリリットルの採血が本年度の計画目標より2573人分不足している。(中島野愛)

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