佐藤和久さん(後列左から3人目)の畑でタマネギ掘りを楽しんだ園児たち=有田町上山谷(提供)

タマネギ掘りを楽しむ園児たち=有田町上山谷(提供)

 佐賀県有田町のおおやま保育園の園児たちが26日、タマネギ掘りを楽しんだ。佐藤和久さん(73)=同町上山谷=の畑に招かれた29人が、土から引き抜くたびに笑顔を見せた。

 タマネギは佐藤さん夫妻が栽培し、園児たちに喜んでほしいと収穫場所を提供している。しかし、4回目となる今年は、1月中旬まで一緒に農作業していた妻朝菜さんが病に倒れ、2月に74歳で急逝した。和久さんは「タマネギはばあちゃんの遺作になった」と話す。

 畑で和久さんは園児たちに「カレーやどんな料理でも使うことができ、体を強くしてくれます」と説明した。園児たちは食育の絵本でタマネギに親しんでいて、大玉も小玉も大事そうに収穫していた。「ばあちゃんも見ていてくれたと思う」と和久さん。

 収穫分を含めて約2千個が園に贈られた。給食や各家庭で味わう予定で、迎えに来た家族に「カレーを作ってね」とお願いする園児もいた。(古賀真理子)

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