剣道男子団体決勝リーグ・龍谷-三養基 大将戦で龍谷の西浦尚希がメンを奪って2本勝ちし、優勝を決める=佐賀市の諸富文化体育館ハートフル(撮影・山田宏一郎)

 剣道の男子団体決勝リーグは、龍谷が最終試合の大将戦で決着をつけ、2大会ぶりの栄冠を手にした。前日の個人戦を制した2年の西浦尚希が、団体戦でも大車輪の活躍。試合後、選手たちは面を外す西浦に倒れ込むように駆け寄った。

 2勝同士がぶつかる3試合目の相手は、新人戦や春季大会で敗れた因縁の三養基。勝負がつかないまま迎えた副将戦の終了間際に一本を取られ、0-1で大将西浦に回ってきた。「何がなんでも一本を取るしかない」。互いに技を掛け合う激しい展開の中、相手がメンを狙いにきたところを、コテで応戦し一本。直後に相手の出ばなにメンを打ち込み、本数勝ちで大接戦を制した。

 次鋒で出場し、優勝に貢献した主将の井上夏稀は「1、2年は悪ガキばかりでまとめるのは大変」と笑いながらも、西浦の活躍に「勝ってくれると信じていた。頼もしい限り」と感謝した。

 チームは全国選抜の出場権を逃した後、試合の映像を見て課題を出し合った。県総体の1カ月前からはカレンダーを作成。技術面だけでなく、生活面も含めた目標や課題を書いて明確化し、試合に備えてきた。念願の夢舞台に井上は「優勝できたが、まだ課題も多い。万全の状態で臨みたい」と気を引き締めていた。(西浦福紗)

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