陸上女子100メートル決勝 11秒74の県高校新で優勝した佐賀北の永石小雪=佐賀市のSAGAサンライズパーク運動場補助競技場(撮影・米倉義房)

 ポニーテールをなびかせて駆け抜けた先に“吉報”が待っていた。陸上女子100メートルは永石小雪(佐賀北)が自らが持つ県高校記録を0・1秒上回る11秒74で優勝。「後半に伸びる持ち味が出せた。自分らしいレースができてうれしい」。掲示板に表示された記録を確認すると、とびきりの笑顔でチームメートと抱き合った。

 昨夏、全国リモート選手権県大会で11秒84をマークし、全国ランク3位に入った実力者。今月中旬に予定されていた県選手権への出場を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期。県総体が今季の初レースとなったが「予選から突っ込んでいけた。準決勝とレースを重ねるごとに走りを修正できた」と手応えを感じていた。

 決勝も174センチの長身を生かした大きなストライドで序盤から飛び出し、鋭い加速で後続をぐんぐん引き離す。佐賀北の先輩で、2018年の福井国体成年女子100メートル2位などの実績を持つ久保山晴菜(今村病院)の11秒72の県記録に肉薄する快記録だった。

 同程度のタイムを持つ男子のチームメートと加速のシミュレーションを重ねたり、上半身強化のメニューに取り組むなど、高い潜在能力をさらに引き出すトレーニングを重ねている。「(全国総体出場の懸かる)北九州地区予選を1位通過したい。全国総体に行くだけじゃなく、表彰台に乗りたい」。さらなる成長が楽しみな大型スプリンターは夢舞台を見据えた。(古川公弥)

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