ミシンで麦わら帽子を縫い上げる森山眞登さん=小城市牛津町の森山製帽所

 夏本番を前に、小城市牛津町の森山製帽所で麦わら帽子づくりが最盛期を迎えている。3代目の森山眞登さん(55)が一つ一つミシンで縫い上げて成形し、素朴な風合いの帽子に仕立てている。

 1920(大正9)年創業の同社は、全国でも数少ない麦わら帽子の専門工房。テープ状に編んだ幅1センチほどの麦稈(ばっかん)を専用のミシンで丁寧に縫い合わせ、型でプレスして完成する。つばが広い農作業用やリボンをあしらった普段用まで30種類以上がそろう。

 丈夫で涼しい実用品としてだけでなく、最近はファッションの面でも注目され、若い世代からの注文が増えている。森山さんは「素材の自然な色とシンプルな形が好まれている。手にとってお気に入りを見つけて」と話す。帽子は700円~4千円ほど。同店やJR佐賀駅前の「SAGA MADO(サガマド)」などで販売している。(写真と文・山口源貴)

 

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