身近な景色から新しい世界へ

 「あれはなんじゃ、さんだゆう」おとのさまはお城(しろ)の天しゅかくから見えたふしぎな物体に目をうばわれました。けらいのさんだゆうに聞くとそれは鳥のように空を飛ぶのりものだと言うのです。「おーい、さんだゆう、なにをしておる。ひこうきにのりにいくよ」と、おとのさまの一声で2人の空への旅が始まりました。
 この本の魅力(みりょく)の一つはおとのさまとさんだゆうのゆかいな会話のキャッチボールです。そしてなんと、乗客にまぎれてこの本の作者中川ひろたかさんと挿絵(さしえ)の田中六大さんが登場します。ヒントはカメラ目線! おとのさまたちの座席(ざせき)の近くに注目です。
 さて、みなさんはお家(うち)や学校、暮(く)らしの中で目にとまったもの、すてきだと感じたことはありましたか? コロナ禍(か)の中でも2人のように身近な景色から新しい世界へつながるきっかけを見つけ、いつか冒険(ぼうけん)してみてはいかがでしょうか。(司書ネットワーク課 馬場 麻理子)

 【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽タコのターくんうみをでる
 内田 麟太郎/作 井上 コトリ/絵  (童心社)
▽サンゴと生きる
 中村 征夫/写真・文
 茅根 創/監修(大空出版)
▽おとのさま、まほうつかいになる
 中川 ひろたか/作 田中 六大/絵  (佼成出版社)



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 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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