農家が出荷できない小ネギを使い、パンやチヂミなどを試作した唐津南高生=唐津市の同校

 新型コロナウイルスの影響(えいきょう)で出荷(しゅっか)を見合わせている小ネギを救おう―。唐津市(からつし)内の農家が出荷できずにいる2Lサイズのネギの活用に唐津(からつ)南高生(こうせい)が奔走(ほんそう)しています。ネギ料理のレシピを考案し、地域(ちいき)の子ども食堂や子育て支援(しえん)センターなどへ、ネギと一緒(いっしょ)に寄付(きふ)する活動を始めます。
 新型コロナによる飲食業の時短営業(えいぎょう)などの影響で、JAからつうまかねぎ部会(岡田修一部会長、約70人)では主に加工業者などが扱(あつか)う大きな2Lサイズのネギは出荷を見合わせています。価格(かかく)は通常(つうじょう)の半値(はんね)以下になっているといいます。同部会の宮添(みやぞえ)聡(さとし)さん(58)=浜玉(はまたま)町(ちょう)=が「余(あま)っているネギの活用方法を考えてほしい」と母校に話を持ちかけました。宮添(みやぞえ)さんは「後輩(こうはい)たちにネギを使って、いろいろなことにチャレンジしてもらいたいと考えた」と話します。
 食品流通科(か)の1年生約30人で活動を始め、18日は放課後の時間を使って、しょうゆやみそで味付けしたネギあん入りのパンはじめ、ネギを使ったチヂミやおかき、プリンを試作。西方佳奈(かな)さんは「ネギの話を聞き、すごくもったいないと感じた。苦手な子どもたちでも食べられるようなレシピを提案(ていあん)したい」と張(は)り切(き)っていました。近く、ネギは考案したレシピと一緒に市内の子ども食堂やコミュニティーカフェなどへ贈(おく)るといいます。(23日付17面・横田千晶)

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