佐賀市長選への立候補を正式に表明した坂井英隆氏=市役所

 任期満了に伴う10月の佐賀市長選で、立候補する意向を示していた弁護士で元国土交通省官僚の坂井英隆氏(41)=佐賀市=が28日に記者会見し、正式に出馬を表明した。「国で学んだことをふるさとで生かしたい。目指すのは日本一住みたくなる都市。若いからこそ、失敗を恐れずに挑戦したい」と述べた。

 坂井氏は「幅広い支持を訴えたい」として、無所属で立候補する考えを示した。政党や農協などへの推薦願は「今後、ご相談したい」と含みを残した。

 出馬を決意した経緯については「弁護士、官僚として国の制度に関わり、勉強を重ねてきた。いずれ佐賀市に帰って、学んできたことを実践したいと考えていた」と説明した。秀島敏行市長が重視した災害に強いまちづくりなど4事業に関しては「いずれも大事と考えている。5Gなど最新技術の活用、企業支援にも努める」と意欲を示した。

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関しては「国防については重要と認識しているが、地元の話を聞いて考えを深めたい」と説明した。九州新幹線長崎ルートの整備方式見直しは「市民の意見を聞いた上で見識を深めたい」とした。会見後、「後援会長など組織づくりはこれから取り組む」と話した。

 坂井氏は佐賀市出身で、元衆院議員の故坂井隆憲氏の長男。東京大法学部卒、慶応大法科大学院修了で、弁護士事務所を経て2014年に国土交通省に入った。今年4月まで水管理・国土保全局水政課法務調査官を務めた。

 市長選は10月10日告示、17日投開票の日程で実施される。(大田浩司)

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