サッカーJ1サガン鳥栖の試合をインターネットで観戦していると、ピンチでもチャンスでも思わず「声」が出る。自分では感情を抑えていると思うが、時折、編集フロアから聞こえてくる同僚の声は大きく、画面を見ずとも状況が想像できる。これも個性。スポーツにはやはり、声が欠かせない。だからスタンドで観戦しても、コロナで大声を出せない今は逆にストレスがたまりそうだ◆佐賀県高校総体がきょう開幕する。コロナで全国総体が中止となった昨年は代替大会の県SSP杯が開かれたが、今年は全国につながる舞台。本当によかった。子どもたちの頑張りを見守ってきた保護者もうれしいはず。ただ、無観客での競技もあり、声援を送れないもどかしさは募る◆どの競技も頂点が近づくにつれて実力が伯仲し、紙一重の差で明暗が分かれる。そして、紙一重の差を分けるのは「心の力」であり、それを支える一つが声援だと思う。声は「心のエネルギー」を生み出す◆無観客の競技は佐賀新聞社も力になり、ネットで中継される。保護者ら多くの人がきっと、画面を見ながらエールを送る◆生徒たちには頑張ること加え「頑張れる環境」への感謝も心にとどめてほしい。そうすれば届かないはずの声援が聞こえ、心の力になるかもしれない。結果はどうあれ悔いを残さない大会に。(義)

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