紙芝居とDVDを寄贈した北川副まちづくり協議会の関係者ら=佐賀市の北川副小

紙芝居とDVDを水町春吹さん(右)に手渡す末次功さん=佐賀市の北川副小

 佐賀市の北川副まちづくり協議会(福田忠利会長)は26日、「戦中・終戦直後の子供たちのくらし~じいちゃん・ばあちゃんの子供のころ~」と題した紙芝居とDVDを北川副小に寄贈した。幼少期に太平洋戦争を経験し、厳しい暮らしの中で成長してきた地域のお年寄りの記憶を子どもたちに伝える。

 紙芝居は、校区内の15人が2019年10月の座談会で語った内容を基に制作した。テレビ局で美術を担当していた吉冨洋さん(72)が水彩画で描き、妻の晶子さんがDVDのナレーションを担当した。

 紙芝居では戦争の悲惨さだけではなく、物資が乏しい中で衣食住や遊びを工夫してきた経験を強調する。木の実をおやつにして味わったり、配給される服を補修して大切に使ったりしたことなどを描く。チャンバラやめんこなど昔の外遊びで知恵を絞ってきた思い出を振り返り、子ども同士の連帯感やそれぞれ夢を抱いていたことも紹介する。DVDは約18分。

 贈呈式では、協議会守り伝える部会長の末次功さん(79)が児童に紙芝居3冊、DVD2枚を手渡した。「どんな状況でも懸命に生きたことを知って。平和教育に役立てば」と福田会長。6年の水町春吹さんが「大変貴重な資料。平和な未来と世界をつくっていく大人になりたい」とお礼を述べた。(大田浩司)

戦時中の子どもの生活描く紙芝居とDVDを寄贈(2021年5月27日)
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