社会福祉法人「佐賀春光園」(三養基郡みやき町)が経営する障害者支援施設「希望の家」に勤務していた女性(68)が、不当に雇い止めを受けたとして、女性と三つの労働組合が法人に対して労働契約上の地位確認や慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は27日、一審佐賀地裁判決を支持し、法人側の控訴を棄却した。

 森冨義明裁判長は判決理由で、法人側の「当時適任人数が飽和状態で、他の看護師に比べて高齢だった」などとする主張に関し、「雇い止めに客観的に合理的な理由があったとは認められない」と指摘した。

 一審判決は、法人の雇い止めが不当労働行為に当たると認定し、慰謝料など計約200万円の支払いを命じていた。法人側は「判決を真摯(しんし)に受け止め、対応していく」とコメントした。

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