鳥栖-札幌 競り合う鳥栖MF仙頭啓矢(右)=札幌市の札幌ドーム((c)SAGAN DREAMS CO.,LTD.)

 リーグ公式戦7試合連続負けなし。好調を維持しながらも、鳥栖イレブンの表情が緩むことはなかった。90分間を通して集中力を切らさず、ハードワークを続けたが、攻撃面での課題を残して引き分け。金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「アウェーで勝ち点1を取れたことをポジティブに捉えたい」と前を向いた。

 劇的な逆転勝利を収めた前節のホーム鹿島戦から、中3日で敵地に乗り込んだ。ハードワークを持ち味とするチーム同士の戦いだったが、連戦の疲れのためか、要所で細かいパスミスが目立った。「効果的な攻撃を仕掛けることができなかった」とMF仙頭。1対1を仕掛けてくる相手に押され、後手に回る場面が目立った。

 後半13分には、札幌MF菅にシュートを決められたかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、ノーゴールとなった。仙頭は「VARに救われた部分もあった」と話し、「上で戦うためにはもっと決定力が必要」と冷静に振り返った。

 逆襲を期し、後半途中からはFW林が出場。「チームの疲れを感じていたので、自分がその分、走るつもりだった」。右サイドで3人を引きつけると、ドリブル突破でFKを獲得。スぺースさえあれば敵をぶっちぎっていく気迫あふれるプレーで相手に脅威を与えた。

 「満足していない。素直に勝ちたい」と林。この日の引き分けをどうつなげるか。中3日で7位神戸とのアウェー戦が待っている。新生サガンは「勝ち点3」にこだわる戦いを見せ続けるつもりだ。(井手一希)

【関連記事】
このエントリーをはてなブックマークに追加