施設の入口に設置されたマスク着用を呼び掛けるパネルとアルコール消毒液=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館

 28日の佐賀県高校総合体育大会開幕を前に、観戦に伴う新型コロナウイルスの感染リスクを心配する声が佐賀新聞「こちら さがS編集局」に寄せられた。今回の県高校総体は昨年の代替大会「SSP杯県高校スポーツ大会」と同様、観客の入場について三段階の制限を設け、いずれかを競技ごとに決めた。若い世代も感染しやすいとされる変異株が県内でも広がる中、関係者は感染防止対策に腐心している。

 県高校総体で行われる30競技32種目のうち、「無観客」はバスケットボール、バレーボールなどの室内競技を中心とする12競技13種目になる。「観客制限付き」は柔道や剣道、体操など8競技8種目、立ち入り禁止エリア外で保護者や学校関係者の観覧を許可するのはラグビーやサッカーなど11競技となっている。

 同じ三段階の観客制限を設けたSSP杯と比べて「無観客」が増え、昨年は禁止エリア外での観覧を許可していた陸上やテニスは無観客になった。一方で柔道、剣道、少林寺拳法などは制限を緩和した。県保健体育課は「各中央競技団体からの指示や、前回とは会場が異なるなどの理由がある」と説明する。

 陸上は全国高体連の陸上競技専門部から「開催する場合は無観客」と指示があった。柔道は前回よりも選手と観客を仕切りやすい会場であることなどから、各選手につき保護者1人は観客席への入場を許可。少林寺拳法は出場するのが会場の武雄高だけで、来場者が限定されることから「制限付き許可」とした。

 SSP杯では出場選手を3年生に限定して男女で日程も分けていたテニスは今回、参加選手が増えることなどから入場制限を強化した。このほか、バスケットボール男子・Bリーグ2部の佐賀バルーナーズの試合で、選手や観客の間でクラスター(感染者集団)が発生したことなども踏まえ、一部の室内競技については「念には念を入れて無観客にした」(保健体育課)と説明する。

 県高体連は、大会に向けてコロナ対策の指針も示している。保健体育課は「昨年とは違い、県高校総体は全国大会の予選という性質もある。選手たちの今後の大会に影響することは避けたい」と話し、感染防止対策への協力を呼び掛けた。

 28日に開幕するNHK杯県高校野球大会は原則無観客で開催し、当該校の関係者と部員の保護者だけがスタンドで観戦できる。(志垣直哉、草野杏実)

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