所属する会派「清風会」のメンバー6人。後列左端が岡部高広議員

 729億4814万2千円。唐津市の本年度当初予算額である。人口が約12万人なので、1人当たり60万7900円となる。昨年10月末で市役所を退職し、新米議員として臨んだ3月定例議会では、予算案をはじめ、条例案など53の議案を審議した。配られた議案や資料は15冊に上り、厚さにすると6センチ。初の定例会で全てを理解するのは難しいと思い、まずは「当初予算の概要」にしっかり目を通した。

 議場では(1)議案質疑(2)一般質問(3)委員会(4)討論、採決の順番で進む。議案質疑は議会の申し合わせで各会派による持ち時間制で、所属する委員会の案件は質疑を行わないことになっている。私の会派・清風会では先輩の配慮により、新人が先に項目を決めてよかったので興味があった農林水産業費について質疑した。中でも9億7千万円をかけ、佐賀牛の生産拡大に向けて担い手の研修機能を持つ全国最大規模の素牛生産拠点(佐賀牛いろはファーム)の整備に期待している。

 唐津市が元気になるには、基盤である農林水産業の活性化が重要であり、議員として後継者の育成や法人化などに力を注いでいきたい。一般質問は20人のトップバッターとして緊張の中、思いを伝えた。会派を代表し賛成討論も行い、初めての議会が終了した。

 市職員時代は提出した案件を分かりやすく丁寧に説明することに努めてきたが、逆の立場になると自分が何を聞きたいのかを明確にし、ストーリーを作ることに苦労した。初議会を良き経験とし、先輩に教示を受け、2人の新人と議論しながら議員として歩みを進める決意を新たにした。

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 唐津市議会の新人議員6人が議員の日常活動や思いを交代で執筆します。次回は6月24日掲載です。

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