囃子を披露する鏡山笠囃子保存会の皆さん=唐津市鏡の古代の森会館

 1771年から始まったとされる唐津市鏡地区の鏡山笠(やまがさ)。開催と中断を繰り返しながら秋に実施されてきたが、昨年はコロナ禍で中止になった。250年の節目を迎え伝統をつなぎたいと「鏡の歴史研究会」は4月、講演と鏡山笠囃子(はやし)保存会による実演を古代の森会館で行った。

 鏡地区は人口が増えているが、行事への参加者はまだまだ少ない。講師を務めた保存会会長の北村成樹さん(55)は「親子で山笠の綱を曳(ひ)いてほしい。囃子方は地元の人が受け持ち長期間の練習が必要だ。行事は途切れても思いは途切れないようにしていきたい」と話す。会場には、山笠の歴史と未来の担い手たちの思いが込められた囃子の音色が鳴り響いた。(地域リポーター・木村加奈子=唐津市)

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