協定を締結した横尾俊彦多久市長(左)とタクアの外間広一社長(中央)=多久市北多久町の天山多久温泉タクア

多久市との協定に基づき、タクアが避難所として提供するホール=多久市北多久町の天山多久温泉タクア

 多久市は26日、大規模災害時に「天山多久温泉タクア」(同市北多久町)のホールを避難所として利用する協定を、運営会社のタクアと結んだ。避難者の受け入れは市が対応し、タクアには避難所の運営に必要な資材や備蓄品を保管する。

 特別警報級の台風接近時などに、市の要請に応じて広さ約450平方メートルのホールを無償で提供する。新型コロナウイルスの感染予防で避難者の密集を避けるため、市は50人程度の受け入れを想定している。非常食や飲料水、間仕切り、簡易ベッドなどをタクアに常備し、避難所の開設や運営の訓練も毎年行う。

 市によると、新型コロナの感染防止対策で指定避難所の収容人数は従来の半分程度に減らしている。最大級の警戒が呼び掛けられた昨年9月の台風10号接近時には、一部の避難所で満員に近い状況になり、別の施設に誘導した。

 タクアの外間広一社長は「スタッフの安全を確保しつつ、市民の不安にできる限り応えたい」と述べた。横尾俊彦市長は「コロナ禍で厳しい経営環境の中、地域に貢献したいと今回の提案をいただいた」と感謝した。(谷口大輔)

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