虹の松原上空から薬剤を散布するヘリコプター=ホテル&リゾーツ佐賀唐津の屋上から撮影

虹の松原上空から薬剤を散布するヘリコプター=ホテル&リゾーツ佐賀唐津の屋上から撮影

 国の特別名勝に指定されている唐津市の虹の松原で26日、ヘリコプターからの薬剤の空中散布があった。林野庁佐賀森林管理署が松くい虫の被害を防ぐために実施していて、早朝に松原内を通る県道などを通行止めにして約2時間かけて行った。

 松くい虫は、松の木に卵を産むカミキリムシの体内に寄生する。同署によると、卵がふ化する5月下旬にカミキリムシを駆除する薬剤をまくことで、松くい虫の広がりを抑える効果があるという。

 松原全体の約208ヘクタールのうち、約143ヘクタールに計4300リットル程度の薬剤をまいた。他のエリアは既に地上散布を終えている。松くい虫による被害は1992年度の2334本をピークに減少しており、昨年度は126本だった。同署の白石健二署長は「関係機関や地域住民と連携しながら、引き続き保全に努めたい」と話した。(中村健人)

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