鉛汚染土の撤去方法について話し合った伊万里市散弾銃射撃場環境対策検討委員会=市役所

 伊万里市大川内町の市営散弾銃射撃場に大量の鉛散弾が放置されている問題で、市の環境対策検討委員会は25日、鉛汚染土の除去に向けた作業工程を確認した。汚染濃度が高い土壌を深さ10~20センチで取り除き、残りの汚染土には鉛が溶け出さないための対策を施すことにした。

 市は汚染土の除去に関して、着弾区域の約3600平方メートルで先行して実施し、環境基準の30倍を超える部分を取り除く方針を決めている。3月までの調査で該当部分が全域にわたって深さ約10~20センチまで達していることが分かった。

 除去後に残った汚染土については、薬剤散布などで鉛の溶出や土壌の流出を防ぐことを検討している。除去した土は場外で処理する計画だが、受け入れ先が決まっておらず、有識者から早めの選定を求める意見が出た。処理に特殊な技術が必要になった場合、費用がかさむ懸念がある。

 市は本年度内に再び検討会を開き、具体的な工法や費用を示す予定にしている。(青木宏文)

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