12年ぶりに公開された大日如来像=基山町の吉祥寺

 基山町園部の吉祥寺で、本堂に安置されている大日如来像が12年ぶりに一般公開されている。めったに見ることができない秘仏を見ようと、佐賀県内外から多くの参拝者が訪れている。30日まで。

 同寺によると、大日如来は通常は手の形が「智拳印(ちけんいん)」か「法界定印(ほうかいじょういん)」のどちらかの印を結んでいるが、同寺の大日如来は腕が4本あって両方の印を結んでいる。腹部には同寺の本尊である不動明王像が納められており、篠原寛明住職は「非常に珍しい仏像」と話す。公開は12年に1度だけとなっている。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、疫病退散の願いをかける「秘鍵大師」「楊柳観音」「摩多利神」などの仏画も展示する。篠原住職は「コロナで負担が増えている人も多いと思うが、秘仏などを見て心の安定につなげてもらえれば」と呼び掛ける。

 拝観料は500円。午前9時から午後4時半まで。不動明王像は公開しておらず、11月14日の「結縁灌頂」「稚児加持」の際に公開するという。問い合わせは吉祥寺、電話0942(92)2128。(瀬戸健太郎)

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