ピアニストの石川敦子さん(提供写真)

ソプラノ歌手の西村晴子さん(提供写真)

 ソプラノ歌手の西村晴子さん(54)=佐賀市=とピアニストの石川敦子さん(同市)が、6月12日午後2時から佐賀市柳町の浪漫座で「味彩コンサート~あれから20年~」を開く。20年間共演を重ねてきた二人が、これまで演奏してきた数々の曲に再び命を吹き込む。

 過去に共演した曲から「お互いに『もう一度やりたい』と思った曲を選んだ」と西村さん。オペラ「トスカ」のアリア「歌に生き、愛に生き」、シューベルトの「音楽に寄せて」や北原白秋の「この道」など12曲の再演に加え、西村さんの生徒によるリクエスト曲1曲も披露する。

 西村さんは人生経験を重ねるごとに音と歌詞の捉え方や表現が変化することに着目し、同じ演目でも「前回とは全く違う歌を歌うだろうと予感している」と笑顔を見せる。「ベテラン歌手の歌はオーラがすごい。私もそうなりたいし、その過渡期にある自分を見つめ直したい」と語り、“今の二人”の共演に期待をかける。

 コロナ禍で多くの演奏家が苦難を強いられる中、昨年7月に開いたコンサートでは周囲の音楽家から「よくやってくれた」という声が多く届いたという。「音楽は一瞬の表現。生でないと伝わらない空気がある」と力を込め、生演奏の魅力を発信し続ける。

 開演前に佐賀市松原の京すしか旧福田家で食事も楽しめ、午前11時半から入店できる。前売り券は4500円(食事、浪漫座での1ドリンク付き。当日は千円増)。問い合わせは西村さん、電話090(8767)0799。(花木芙美)

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