新型コロナウイルスに絡むいじめの防止策について意見を交わした佐賀県いじめ問題対策連絡協議会の会合=佐賀市天神のグランデはがくれ

 佐賀県いじめ問題対策連絡協議会が24日、佐賀市で開かれ、新型コロナウイルスに関連したいじめの未然防止策を協議した。感染したり濃厚接触者になったりして、登校できない児童生徒が増えている現状を受けて「子どもが復帰する際、クラスメートら周囲の丁寧な対応が欠かせない」という認識を共有した。

 県教委は会合で、(1)人権尊重の精神に立った指導・支援(2)感染症への正しい認識(3)日頃からの対応(4)保護者や地域への周知・啓発-の四つの観点でいじめ防止に取り組んでいるとした。

 学校現場からは、新型コロナの影響で登校できなかった児童生徒が復帰した際、周りの子どもから「何で休んどったと?」と尋ねられ傷ついた事例が報告された。中学校長は、どの学校でも起こり得る問題と捉え「周りの子をどう指導するかが重要」と指摘した。

 保護者向けの啓発に関しては、PTA総会が開けずに伝えにくい現状があるという課題が示された。高校では寮生が帰省しにくく、帰省しても戻りにくい状況があるとの説明があった。

 協議会は学識者や県、警察、小中高校の関係者ら19人で構成している。いじめの認知件数は2019年度が直近のデータで、新型コロナが関係する件数はまとまっていない。(宮﨑勝)

このエントリーをはてなブックマークに追加