渡り廊下の壁に絵を描く東原庠舎中央校の美術部員たち=多久市の新型コロナウイルスワクチン接種センター

渡り廊下の壁に絵を描く東原庠舎中央校の美術部員たち=多久市の新型コロナウイルスワクチン接種センター

 多久市の新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場に、心を和ませる絵がお目見えした。市内の義務教育学校・東原庠舎(とうげんしょうしゃ)中央校の美術部員たちが市の依頼を受け、21日から2日間かけて壁に制作した。「不安な気持ちが少しでも軽くなれば」と、花びらが舞う森のこびとたちを明るい色調で描いている。

 完成した絵は、接種会場の保健センターと受け付けや予診票の確認を行う隣の社会福祉会館をつなぐ渡り廊下にある。廊下は接種者が密集したり、雨に濡れたりするのを防ぐために市が仮設した。長さ約10メートル、壁の高さは約1・7メートルで、屋根も取り付けられている。

 真っ白だった廊下の壁には、青やピンク、黄色の花や丸々としたキノコに囲まれた木の枝を、こびとたちが楽しそうに渡る様子が描かれた。9年(中学3年)生5人が図案を考え、新入部員の7年(同1年)生7人を含む16人全員で手掛けた。顔や手をペンキで汚しつつ、和気あいあいと制作しながら完成させた。

 多久市では17日から、75歳以上の高齢者約3千人(施設入所者の約500人を除く)を対象にしたワクチンの集団接種が始まった。保健センターでは、1日当たり100人程度の接種を見込み、6月初旬には65~74歳の接種予約の受け付けを始める。(谷口大輔)

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