佐賀豪雨の被災箇所を確認する多久市の関係者ら=多久市東多久町

牛津川で行われた土砂の撤去や護岸工事の説明を聞く横尾俊彦・多久市長ら=多久市東多久町の妙見橋

 梅雨期の大雨に備え、多久市や消防、警察などの関係機関が21日、市内の危険箇所など7カ所を巡回した。2019年の佐賀豪雨で被災した道路や改修された牛津川を視察し、国土交通省や佐賀県の担当者から説明を受けながら復旧工事の進ちょく状況と対策を確認した。

 佐賀豪雨で観測史上最高の水位(7・02メートル)を記録した牛津川の妙見橋では、川底にたまった周辺の土砂を撤去して浸食を防ぐブロックが敷設されたことの報告があった。流域の牟田辺遊水地の運用に関し、横尾俊彦市長は「基準の水位に達する前に川の水を遊水池に流し込むことで住民の不安解消につながる」と国交省の担当者に述べ、大雨時の柔軟な対応を求めた。

 佐賀豪雨で被災した市内の家屋は約200棟に上り、道路や河川、農地の被害は千カ所を超えた。地滑りの原因調査などに時間がかかり、6月以降に復旧工事を始める予定の東多久町の市道については、事故防止のために周辺の学校や住民への周知を徹底することを確認した。(谷口大輔)

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