英語で研究成果を発表する生徒たち=佐賀市の致遠館高

 高校生が英語で理科や数学の課題研究の成果をスピーチする発表会が20日、佐賀市の致遠館高であった。理数科の3年生約120人が、物理や科学など4分野の中から設定したテーマの研究内容について報告した。

 生徒たちは2年生の時に3人程度のグループに分かれて研究を進めてきた。昨年度末に日本語での発表会があり、今回は改めて英語でまとめた資料も準備して発表を行った。在学生や佐賀大教授、同大大学院の留学生らが聴講した。

 数学分野の「好きな人の隣に座る確率」について研究したグループは、身近な学校生活からテーマを設けて考察してきたことを説明した。自分たちの教室の座席配置に従って具体的な確率を算出したり、一般化して公式を導いたりしたほか、隣に限らず前後を含めた近くの席になる確率なども求めていた。

 発表した江頭竜生さんは「大学教授にリモートで相談しながら研究の方針を固め、アイデアも膨らませた。専門用語が多くて英語で説明するのは難しく、表現が適切かどうかも含めて何度も確認を重ねてきた」と振り返った。

 致遠館中・高は2006年度から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けている。先進的な理数教育を通して思考力や判断力などを培い、国際的に活躍する人材の育成を目指している。(森田夏穂)

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