はみだしインディアンのホントにホントの物語

自分だけが違う世界に飛び込む勇気

 主人公のアーノルドはインディアンの中学生。保留(ほりゅう)地というアメリカの先住民であるインディアンだけが住んでいるところで生まれ育ちました。 
 インディアンという人種であるだけで、白人からの差別を受けて、職業(しょくぎょう)が限(かぎ)られ、生活も貧(まず)しい時代がつづき、周りの大人も子どもも自分の人生に夢(ゆめ)を持っていません。
 ある日、アーノルドは両親を説得して、保留地の外にある白人が通うエリート校に転校します。生まれつき脳(のう)に損傷(そんしょう)があることによるハンディキャップや人種差別など、世の中の様々な困難(こんなん)に直面しますが、皮肉なジョークを飛ばしながら前向きに生きていきます。
 自分一人だけが違(ちが)う世界に飛(と)び込(こ)む勇気の大切さを感じさせてくれる、作者の自伝的な、ほとんど実話のホントにホントのインディアンの物語です。
(司書ネットワーク課 下仮屋 賢太郎)

 【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽サイモンvs人類平等化計画
 ベッキー・アルバータリ/作
 三辺 律子/訳(岩波書店)
▽生き抜くための整体
 片山 洋次郎/著(河出書房新社)
▽冒険者たち
 斎藤 惇夫/作(岩波書店)

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