栃木県足利市八幡待ちの旧アトリエでの相田みつを

 「にんげんだもの」で知られる書家、相田みつを(1924~91年)の没後30年を記念する「相田みつを全貌展」(佐賀新聞社、RKB毎日放送主催)が7月8日から、佐賀市の佐賀県立美術館で開かれる。代表作から初公開作品まで130点を集めた過去最大規模の回顧展で、“いのちの詩人”の生涯をたどる。8月22日まで。

 相田は栃木県足利市生まれ。歌人・山下陸奥(むつ)や書家・岩澤渓石(けいせき)に師事したほか、生涯の師とあおいだ曹洞宗の武井哲應(てつおう)老師から禅を学んだ。その作風は常に平易な言葉で、人生の機微にふれる独自の書の世界を切り開いた。

 60歳で発表した「にんげんだもの」(文化出版局)が100万部を超えるベストセラーとなったのをはじめ、「一生感動一生青春」「おかげさん」などの著書を発表した。本だけでなく、日めくりカレンダーでも人気を集めた。

 全貌展では、代表作「にんげんだもの」をはじめ、「あんなにしてやったのに『のに』がつくとぐちが出る」「どじょうがさ金魚のまねすることねんだよなあ」などの直筆の書を展示する。所蔵する相田みつを美術館(東京)の館外初公開作「うつくしいものを美しいと思えるあなたのこころがうつくしい」のほか、本展で初めて公開されるろうけつ染め作品などが並ぶ。

 ▶「相田みつを全貌展~みつをが遺したもの」は7月8日~8月22日、佐賀市の佐賀県立美術館で。月曜休館(祝日の場合は火曜休み)。平日=一般1100円、高大学生700円、小中学生400円。土日祝日=一般1300円、高大学生800円、小中学生500円。前売りは一般1000円、高大学生600円、小中学生300円。

 前売りチケットは6月1日から佐賀新聞社のほか、佐賀新聞販売店、県立博物館などで販売する。問い合わせは佐賀新聞プランニング、電話0952(28)2151。

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