地域おこし協力隊員として、地元新聞づくりに励む野田宗作さん(左)と早百理さん=唐津市七山

 唐津市七山で初めてとなる地域おこし協力隊に、山口県岩国市から移住した野田宗作(しゅうさく)さん(38)、早百理(さゆり)さん(38)が夫婦で就任した。地元の話題を伝える「七山地域新聞」の制作に携わり、2人は「農作物の七山ブランドや温かい人の魅力がある。住みたいと思える情報を発信したい」と力を込める。

 早百理さんは福岡県出身。ドイツの航空会社の客室乗務員を経て、オンラインの英会話教室を経営している。広島県出身の宗作さんは山口県の銀行に勤めていた。2人は「自然豊かな環境で子育てをしたい」と考え、2年前から移住先を探していたという。

 七山で記者兼カメラマンや紙面編集を担う協力隊の募集を知って夫婦で申し込み、早百理さんは「迷わず応募した。自然豊かで水がおいしくてとても気に入った」と振り返る。宗作さんも「手つかずの自然が魅力的だった」と話し、現在は古民家を借りて3人の子どもと生活を楽しんでいる。

 4月に赴任してから地区や地元農家を訪問し、早百理さんは「8割は農家の方。こだわりを持って作物を作っている人が多く、そのストーリーを多くの人に伝えられれば」と活動のイメージを描く。宗作さんは「一つのことを長いスパンで追って取材したい」と意欲を見せ、撮影ではドローンも活用している。

 SNS(会員制交流サイト)のインスタグラムやフェイスブックも活用して情報発信し、早百理さんのイラスト付きで出会った農家や七山での暮らしを紹介している。活動期間は、年度ごとの更新で最長3年。七山地域新聞は秋ごろに発行する予定となっている。(横田千晶)

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