現在は白いパネルで囲われ、利用されていない旧鳥栖ビル跡地=鳥栖市のJR鳥栖駅前

 鳥栖市は、鳥栖駅周辺整備計画で先行取得していたJR鳥栖駅前の旧鳥栖ビル跡地を駅前広場として整備し、暫定的に活用する。イベント活用も可能な広場と、待ち合わせに利用できる長いベンチや屋根付きのあずまやなどを設置する。一帯の整備計画が再び動き出すまでの利用とし、駅前のにぎわい創出を目的とする催しなどへの貸し出しも検討している。

 駅前交番の西側1440平方メートルのビル跡地をブロック舗装の広場や園路、芝生地に、広場から西側480平方メートルの旧駐車場をコインパーキング(約17台分)に整備する。本年度、計5660万円をかけて整備工事を行い、広場は22年4月ごろから、駐車場は来年度にロック板や精算機を設置して22年7月以降の利用開始を予定している。

 跡地(鳥栖ビルと駐車場の敷地)は、市が駅周辺整備用地として2017年に購入したが、18年12月に整備計画を断念し、白いパネルで仮囲いして利用されていなかった。19年9月、鳥栖商工会議所が暫定活用に向け、市と協議を求めて要望書を提出。市と会議所で協議を重ねて利用案をまとめた。

 暫定整備は市議会一般質問でも取り上げられ、市の担当者は「2015年度に実施した市民アンケートで、『駅周辺に待ち合わせなどの空間が少ない』といった声が多かったことを踏まえた」と説明。議員からは「高校生ら若い世代が交流し、今後のまちづくりを考える場にするなど面白い活用ができないか」との提案も出された。(樋渡光憲)

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